GUIツールキットである
wxWidgetsを使ってウィンドウを作成し,OpenGLを描画します.
wxWidgetsには,もともとwxGLCanvasクラスというのが用意されているので,これを使えばいいです.
・ wxGLCanvasについて
(以下,
マニュアルの日本語訳.英語苦手なのでかなり間違っているかも・・・)
wxGLCanvasは,OpenGLグラフィックスを描画するためのクラスであり,WindowsやGTK+,Motif上でOpenGLをラップします.
このクラスを使うためには,wxGLCanvasウィンドウを作り,ウィンドウに直接,標準的なOpenGLコマンドで命令するために
wxGLCanvas::SetCurrent関数を呼びます.そして,ウィンドウ上のOpenGLバッファを表示するためにwxGLCanvas::
SwapBuffers関数を呼びます.
レンダリングコンテキストのための属性(例えば,デプスバッファやステンシルバッファのビット数など)を設定するためには,
attribList変数の値を変えなければいけません.設定すべき値とその意味については,下で述べます.
Windows環境では,wxGLCanvasのサポートを切り替えるために,setup.h内のwxUSE_GLCANVASの値を1にしてくださ
い.また,あなたのプログラムのリンクライブラリにopengl32.libを付け加える必要があるかもしれません.Unixでは,OpenGLか
Mesaを用いたコンパイルのconfigureに--with-openglをつけてください.
継承元クラス
wxWindows
wxEvtHandler
wxObject
インクルードすべきファイル
<wx/glcanvas.h>
ウィンドウスタイル
このクラス独自のウィンドウスタイルはありません.マニュアルのウィンドウスタイルの概 要(window styles overview)を参照してください.
定数
一般的なGLの実装は,これらのオプションのうちの多くをサポートしていません.例えば,ステレオやauxiliaryバッファ,アルファチャンネル,アキュムレーションバッファなどです.
WX_GL_RGBA
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True Color(Windowsだと32ビットかな?)の使用 |
WX_GL_BUFFER_SIZE
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WX_GL_RGBAでないときのバッファのビット数
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WX_GL_LEVEL
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0でメインバッファ, >0でオーバーレイ, <0でアンダーレイ
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WX_GL_DOUBLEBUFFER
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ダブルバッファの使用
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WX_GL_STEREO
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ステレオの使用
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WX_GL_AUX_BUFFERS
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アキュムレーションバッファの数
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WX_GL_MIN_RED
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Use red buffer with most bits (> MIN_RED bits)
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WX_GL_MIN_GREEN
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Use green buffer with most bits (> MIN_GREEN bits)
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WX_GL_MIN_BLUE
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Use blue buffer with most bits (> MIN_BLUE bits)
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WX_GL_MIN_ALPHA
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Use alpha buffer with most bits (> MIN_ALPHA bits)
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WX_GL_DEPTH_SIZE
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Zバッファのビット数 (0,16,32)
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WX_GL_STENCIL_SIZE
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ステンシルバッファのビット数
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WX_GL_MIN_ACCUM_RED
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Use red accum buffer with most bits (> MIN_ACCUM_RED bits)
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WX_GL_MIN_ACCUM_GREEN
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Use green buffer with most bits (> MIN_ACCUM_GREEN bits)
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WX_GL_MIN_ACCUM_BLUE
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Use blue buffer with most bits (> MIN_ACCUM_BLUE bits)
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WX_GL_MIN_ACCUM_ALPHA
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Use blue buffer with most bits (> MIN_ACCUM_ALPHA bits)
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